皆さま、こんばんは。
今日のブログ担当は立山です。
今年もよろしくお願いします。
正月休みに読んで、面白くて
何度も読み返した本です。
「どこかにこだわりがあるのなら
それを踏み潰すまで進まなければ駄目ですよ」
本書の中にある夏目漱石の言葉です。
タイパを重視する風潮のなか、
いろいろな人の言葉から、
時代を逆行するような、
じっくりと味わうことの大切さが
本書から伝わります。
著者は
『自分自身が深い人間かどうかはともかく
深みのわかる人間になること』
『あらゆるものに歴史があり、
それを繋いできた人がいることに思いを馳せ
そこに敬意や感動を覚える感性をもつこと』
が大切だと言います。
本書の中で印象に残った樹木希林さんの言葉です
「ありがたい。漢字で書くと『有難い』
難が有ると書きます。
人がなぜ生まれるかと言えば、
いろんな難を受けながら
成熟していくためじゃないでしょうか」
人生を達観しているような言葉の中に
深みが感じられます。
本書を読みながら
深みの中に楽しさや面白さを
感じられたらいいなと思いました。
今年もいろんな本との出合いを楽しみに
素敵な本はご紹介できたらいいなと思います。