皆さんこんにちは、ケアマネージャーの金子です。
10月も気づけば2週間が過ぎていました。
ケアマネージャーとしては10日までの給付管理業務をバタバタと済ませ、ホッとひと息つける時期ではありますが、今週は担当のご利用者の入退院調整もあり、慌ただしく過ごしています。
それでもご利用者の為に、何かお役に立てることがある事はとてもやり甲斐があり、感謝の言葉を頂くとそれだけで疲れも吹っ飛びます!
今日は日頃より大変お世話になっている「ささえりあ水前寺」さん主催の認知症勉強会へ参加してきました。
勉強会には地域の自治会長や民生員さんも参加されており、たくさんの方の貴重な意見を聞くことが出来ました。
また、熊本市高齢介護福祉課の担当の方より「認知症初期集中支援チーム」の取り組みについて説明がありました。
「認知症初期集中支援チーム」とは、複数の専門職が家族の訴え等により認知症が疑われる人や認知症の人及びその家族を訪問し、
アセスメント、家族支援など初期の支援を包括的、集中的に行い、自立生活のサポートを行うチームの事です。
認知症専門医、保健師、看護師、精神保健福祉士の資格を持ったスタッフで構成されている大変心強いチームですね。
10年後の平成37年には推計675万人、5人に1人が認知症になると言われています。
メディアでは認知症になると徘徊や何も記憶が出来なくなるなど、不安を煽るような報道がされているように感じます。
しかし、私自身これまでたくさんの認知症と診断をされてきた方と関わってきましたが、認知症と診断された方でも、出来ることはたくさんあるんです。
これは声を大にして発信していきたいと思います。
もちろん認知症の早期発見にこしたことはありませんので少しでも認知症が疑われる場合は専門医の診察を受けましょう。
認知症つながりでもう一つ書きます。、
皆さんはNHKで放送されている「プロフェッショナル仕事の流儀」という番組をご存知ですか?
私の好きな番組でよく見ていますが、10月11日のプロフェッショナルはこの方でした。
介護施設を経営されている「加藤忠相さん」
グループホームやデイサービス、小規模多機能型居宅介護などを経営されています。
初めて施設を立ち上げられた年齢は25歳だそうです。
先ほど認知症になっても出来ることはたくさんありますといいましたが、ここの施設でも利用者が包丁で調理を行ったり、他の利用者の為に掃除をしたりと素敵な光景を見ることが出来ました。
熊本にも放送された施設に負けないくらい、利用者の為に一生懸命取り組まれている事業所さんもたくさんありますので、ケアマネージャーとして連携をとれるように頑張ります。
最後に加藤忠相さんがおっしゃっていた素晴らしい言葉を紹介します。
「思いも、支えてこそ介護」
加藤さんをはじめ、スタッフさんたちはこの言葉を体現されていると放送を見ながら実感しました。
とても学びの多い一週間になりました。