こんにちは
本日はちょっぴり真面目なデイサービスのかのうです✌🏻
先日、バリアフルレストランという車イスユーザーが大多数の世界を再現した“当たり前とはなにか?”を考えるイベントに参加してきました。
まず、動画にてこの世界の“当たり前”を学びます。
私のような二足歩行で移動する人達は“二足歩行障害者”と呼ばれ社会的にとてもマイノリティな存在です。
この世界のレストランにイスは必ず必要なものではなく、天井の高さは150㎝程度、もちろん机も低く作ってあります。
そこに私のような“二足歩行障害者”が来店するとお店はわざわざ“二足歩行障害者”用のイスや机などを特注で用意しないといけません。
それに関わる費用はお店が払うのでしょうか?自治体から補助金が出るのでしょうか?
そういった問題をニュース番組形式で紹介していました。
この世界では(大多数の存在である)車イスユーザーだけにとって快適な環境が“当たり前”なんです。
次に、この世界を再現したレストランを実体験します。
車イスユーザーの店員さんに最初にかけられた言葉は、、、、
「お一人でこられたんですか?」
「介助者の方はおられますか?」
「二足歩行の方を対応できるか上司に聞いてきます💦」
と丁寧だか珍しい物を見るように接客していました。
その後も
「1人でできますか?」
「“二足歩行障害者”なのに外出されて偉いですね」
など笑顔で親切さは感じるがなにか違和感を感じる接客、、、
この世界は車イスユーザーだけにとって快適な環境
私のような“二足歩行障害者”はこの世界にとって邪魔な存在なのかな?と悲しく複雑な気持ちになってしまいました。
こんな感じでした↓
車イスユーザーには快適な環境ですが、私には天井が低くて腰をかがめないといけなく腰が痛い、座ろうとしてもイスがない、全てにおいて不都合が生じゆっくり飲食できる環境ではありませんでした。
こんなポスターまで、、、、↓
この世界では私は“二足歩行障害者”でした。
現実ではどうでしょうか、、、
配慮がある接客に見えても違和感を感じたのはなぜでしょうか、、
それは知らず知らずのうちに健常者が“当たり前”、健常者以外は気の毒で可哀想な存在が“当たり前”と考えてしまっているからではないでしょうか、、、
正直、私の中にも無意識下にそういった“当たり前”(偏見)があったことに悔しくて情けない気持ちになりました。
繰り返し“障害は社会がつくる”と教わりました。
逆に“環境や社会が変われば障害も変わる”とも教わりました。
視点を変えて向き合うことで、現実なのに改めて感じるとてつもない生々しいリアリティを感じました。
そして始まりから終わりまで心がザワザワ、グザグサとする体験でした。
私に出来ることはちっぽけかもしれませんが自分の“当たり前”とは本当に“当たり前”なのか?思考停止になっていないか?と考えることをやめずにこれからも精進していきます。
以上、本日のブログ担当のかのうでした💪🏼