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ユマニチュード
こんばんは。
波戸でございます。
みなさん、ユマニチュードってご存知ですか?
ニュースで取り上げられていたのでご紹介します。
認知症の人を家族が介護をする際、その人の過去を知っているぶん、認知症の症状が進む中で相手にどう接していいのか分からなくなってしまい、混乱と不安に陥ってしまいがちです。
そうした中、フランスで40年近く実践されてきたケアメソッドが今、日本で注目を集めており、NHK「あさイチ」などで取り上げられるなど話題になっています。
その手法とは「ユマニチュード」。
「ユマニチュード」とは「人間らしさを取り戻す」という意味のフランス語の造語で、「人とは何か」を考え続けるケアのメソッドと言えます。
考案者は体育学の専門家であるイヴ・ジネスト氏とロゼット・マレスコッティ氏。
彼らはケアの現場で経験を積む中で、「なぜケアがうまくいかなったのか」「なぜ今回はうまくいったのか」と検証を重ね、ケアの技術を開発します。
その結果、辿り着いたのが「ユマニチュード」でした。
このケアを実践するうえで重要なのは、「人は、そこに一緒にいる誰かに『あなたは人間ですよ』と認められることによって、人として存在できる」という考え方に基づいて行動すること。
そして、介護をする人も受ける人も自由で平等であると考えれば、互いを尊重する気持ちが生まれ、両者の間によい関係が生まれます。
介護を通じて相手とよい関係を結ぶことが、介護をするうえでとても大切なことなのです。
ユマニチュードっていい考え方ですね!
また一つ勉強になりました。